不登校の子どもを持つお母さんで、どうしても子どもの心配することを止められないという方はいませんか?
心配を手放す
クライエントさんと何度か、カウンセリングを重ねてきて、初めにカウンセリングした時から、「心配は手放すようにしてください」と何度も最重要事項でお話してきました。
お母さんが心配ばかりしていると、それが子供のエネルギーをどんどん奪ってしまい、元気がなくなってしまうからです。
また心配して頭の中で「こうなったらどうしよう」と最悪な状況をイメージしたら、それを引き寄せてしまいます。
心配できないことがストレス?
それでもどうしてもやめられないようで、逆に心配できないという事がストレスになると言うクライエントさんがいました。
それだと何の為のカウンセリングか分からなくなってしまいます。
私は困り果ててしまいました。どうしたらいいのか?私から必要な話は全てお伝えしたはずなのに、それでも心配をやめられない?
今まで生きてきた何十年もの年月で積み重ねた考え方の癖は簡単には取れないです。
一冊の本との出会い
今回は改善不可能なのか?と半分諦めの気持ちで、今までの色んな資料をもう一度見直しました。
そして1冊の本を見つけました。それは約10年以上前に私がうつ病の一歩手前までいき、落ち込んでいた時に助けてくれた本でした。
『心配ぐせをなおせば全てが思いどおりになる』
著者・斉藤茂太
当時、私は何故か分からないけど、心配ばかりが押し寄せてきていました。
この本の中には、今の私のカウンセリングで大切にしている考えと同じようなことが分かりやすく書かれていました。
心配事を明確に
大切なのは心配事の内容をはっきりと明確にすることです。ノートに書くことで、心配な気持ちを吐き出すことができて、自分の頭の中も整理されていきます。
ただ心配だと書くだけでなく、何故心配なのか、どうしたらいいのか?など自分に問いかけ、考えながら書いていきます。
心配なことがあった場合はノートに書き出すか、人に話を聞いてもらうかのどちらか、あるいはセルフインタビューをすると言うのもありだそうです。
ノートに書くことの大切さは私も感じています。毎晩寝る前に1日を振り返り、その日の自分の感情にフォーカスしてみたり、感謝できた事を書いたり、日記のようにしています。
これをやっていると日々穏やかに暮らせる気がします。
不確定な状況を受け入れる
人はなぜ心配するのかというと、先に何が起こるかわからないからです。
この先に何が起こるかわからない不確定な状況は、生きていく上ではつきものですから、どんなに心配しても未来の不安は消えないのです。
そこで、未来ではなく、「今」にフォーカスしてみることをお勧めします。すなわち、自分が楽しい、充実している、幸せだと感じるために今の自分にできることを考えるのです。
これで心配から安心へと、少しずつでも気持ちが変化するのではないでしょうか?
カウンセリングルーム ムギ
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