修学旅行のエピソード
母はいつも子どもの幸せを願っています。子どもの為と思って、一生の思い出になるからと、修学旅行だけは、なんとか行かせてやりたいと思ってしまいます。
修学旅行の日が近づいてくるのに、不登校の子どもの様子を見ていると今のままでは参加することが難しいだろうと、あるお母さんは思っていました。
もしもキャンセルするなら、早くしないと修学旅行のキャンセル料がかかってしまいます。
それが気になって、お母さんは焦って子どもに「修学旅行は行くの?」と聞いてしまいました。でも子どもはすぐに返事ができませんでした。
それだけで、もう言いたい事が十分伝わります。複雑な気持ち...
そして、仕事の休憩中、子どもから返事のメッセージが届いたそうです。
「行きたいけど、体力的に自信がないからキャンセルして...」そのメッセージを見て、聞かなければよかった、子どもに辛い決断をさせてしまったと、お母さんは心を痛めていました。
子どもの本音
「行きたいけど、行けない」これが不登校の子どもの本音だと思います。
他にも不登校の経験がある子どもさんから直接、話を聞いた事がありますが、その子の場合、なぜか分からないが、急に体調が悪くなるとのこと。
体調のいい時と悪い時があって、何がきっかけで体調が悪くなるのか自分で全く分からないと言っていました。
サボっているのでは?
カウンセリングを受けて回数を重ねていくと、お母さんの心も元気になっていき、同時に子どもも、少しずつ元気を取り戻していきます。
そして子どもの体調が回復していく途中の段階では調子のいい日が増えていきます。
家でいつも通りの生活ができるようになると、もう学校へ行けるのではないか?行けるのにサボっているのでは?と思ってしまいます。
でも、決してサボっているのではないと思います。学校へ行く段階までは、まだ子どものエネルギーが足りていないのです。
エネルギー充電
学校はストレスだらけの場所で、通学も授業もテストも友達付き合いも団体行動もあらゆることがストレスで、それを乗り越えるには、もっとエネルギーの充電が必要です。
その為にお母さんができることは、お母さんの心を安定させることです。そうする事で少しずつ子どもは確実に元気になっていきます。
そしてエネルギーが充分に満たされた時、お母さんが何か登校刺激などの働きかけをしなくても、子どもが自ら考えて、学校へ行くなどの行動を起こすようになります。放っておいても、子どもは動きたくなるのです。
心をコントロール
お母さん自身でなんとか心を安定させるのは、とても難しいと思います。私も最初は自分でなんとか心をコントロールしようとしました。
しかし、1人ではできませんでした。
その理由は
①きちんとコントロールできているかは、自分では判断が難しいから。
②ずーっと心を安定させるのは難しく、途中でイライラが爆発しそうになったり、急に不安に襲われるから。
だからカウンセリングでそんな時にどうしたら乗り越えられるかを、不登校の問題だけでなく、あらゆる場面で自分の心を安定させる方法をお伝えします。
不登校の子どもを持つお母さんと一緒に伴走して、そんな状況を乗り越えられたらいいなぁと思っています。
カウンセリングルーム ムギ
あなたはあなたのままで大丈夫。ひとりで悩まないでください。
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